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さて、私たち「名機ゴム」ですが、
何をしている会社なのか、
まだお話してませんでしたね。
その名の通り、
もともとはゴム素材を仕入れて
販売する商いをしていました。
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昭和二十一年に
創業者の山岡力(ちから)が
満州から名古屋へ戻ると、
すぐにはじめた事業です。
先代の山岡力は根っからの商売人でした。
いちばん大切なのは、
物事を決断するときに
右か左のどちらを選ぶかではなく、
どれだけ素早く選べるかだと
言っていました。
世の中の流れにそって素早く動く。
「名機ゴム」は
一見のんびりしているように見えますが、
実はそうして素早く柔軟に変化することで、
戦後七十年間、繁盛してきた会社です。
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地場の産業が
「織り物」から「自動車」へとシフトすると、
私たちも自動車用のゴム・樹脂製品を
扱うようになり、
昭和五十四年に山岡一満(かずま)が
社長に就いてからは、
様々な工場をつくって
メーカーとしての機能を
備えるようになりました。
自社内に商社部門と
メーカー部門を両立することで、
世の中への感度と技術の精度を上げ、
お客さまのどんな要望にも
素早く応えることができる。
それが私たちの強みです。
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今ではゴムや樹脂だけでなく、
紙類やフィルターなど
幅広い製品群を取り揃え、
数十個単位の小ロットからでも
ご提供できるようになりました。
さらに現在は、
これから先の産業の
移り変わりを見据え、
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私たちが扱う部品、
それ単体では
なんの役にも立ちません。
「何だこれ?」って感じです。
けれど、その部品が
機械メーカーに納品されて、
巨大な工作機械が一気に動き出す。
その部品が
自動車メーカーに納品されて、
次世代を担う製品・機械に
組み込まれる。
そうして企業や社会を
未来へと推し進めていく役割を、
私たちは担っています。
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